こんにちは!!
今回は岡山県の県立高校入試についてお話します!!

県立高校の入試体系は一般入学者選抜と特別入学者選抜に分けられます。
ではまず一般入学者選抜から見ていきましょう。

【一般入学者選抜】

○ 選抜の方針
「中学校等の校長から提出される調査書、学力検査・面接・実技の結果及び自己申告書等を資料として、各高等学校の科・コースの特色を配慮して総合的に判断する。」とされています。

○学力検査
全日制課程
国語、社会、数学、理科、外国語(英語)の5教科(各教科70点,計350点満点)
100点満点ではありませんので注意してください。

○問題の作成
試験は県教育委員会において作成される共通の問題です。
ただし、岡山県立岡山朝日高等 学校は3教科(国語、数学、英語)で独自の問題を作成しています。

○実 技
玉野光南高等学校体育科において、一般入学者選抜を実施する場合は、志願者に実技を実 施する

○日 程
全日制課程
学力検査    令和3年3月9日(火)
面接・実技   令和3年3月10日(水)
合格者の発表  令和3年3月17日(水)

このように県立高校の一般入試は基本的に共通しています。
ただ、岡山朝日高校や玉野光南高校体育科のように独自の制度がある学校もあるので注意 が必要です。
次に特別入学者選抜を見ていきましょう。

【特別入学者選抜】

○実施学校・科・コース・類型・分野
各学校によって違い、工業・商業高校に多いです。普通科ではほとんど実施されません。

○募集人員
各学校によって違い、大体10人程度。

○選抜の方針
「選抜に当たっては、中学校等の校長から提出される調査書、学力検査・面接・各高等学校において選択実施する検査の結果及び自己申告書等を資料として、目的意識や適性等を重視し、各高等学校の科・コース・類型・分野の特色を配慮して総合的に判断する。
 調査書の評定については、第1学年、第2学年及び第3学年の各教科の評定を活用する。
 なお、高等学校長は、募集人員の一部について、学力検査の結果が一定以上にあれば、あらかじめ示した実績を重視して選抜を行うことができる。
 また、高等学校長は、全国募集を実施する科について、県教育委員会と協議の上、上記2の募集人員に全国募集の募集人 員を加えた人数まで合格内定とすることができる。」

非常に長い文章ですが、まとめると勉強や部活動等の様々な成績と関心・意欲を総合的に見て選抜するということです。
もちろん学力以外の部分も考慮されます。

○学力検査
実施教科 国語、数学、外国語(英語)
独自問題はありません。

○選択実施する検査
内 容
各高等学校は、志願者一人一人の能力や適性等を多面的に評価するために、口頭試 問、小論文、作文、実技のうち、一つ以上を選択し、科等の特色を踏まえた検査を実施する。
選択実施の検査は学校によって異なります。自分の志望校では何が実施されるのか確認しておきましょう。

○日程
学力検査           令和3年2月9日(火)
面接・選択実施する検査    令和年2月9日(火)、2月10日(水)
※ 両日のうちいずれか1日で実施する場合がある。
選抜結果の通知        令和3年2月18日(木)

「選抜の方針」に「学力検査の結果が一定以上にあれば、あらかじめ示した実績を重視して選抜を行うことができる。」という文言があります。
つまり、特別入学者選抜は部活動等の実績が重視されると思っていいでしょう。
以上が入試の2形態です。

「求める生徒像」って?

高校ごとに「求める生徒像」が発表されています!

例えば、岡山一宮高校は
○ 様々なことに挑戦しようとする探究心旺盛な生徒
○ スーパーサイエンスハイスクールやユネスコスクールという本校の教育環境を活用し、 主体的に学ぼうとする生徒
○ 生徒会活動や部活動などに積極的に取り組み、人間的に成長しようとする生徒

岡山芳泉高校は
○ 広く社会に目を向けて、進路実現のために主体的・協働的に学習する生徒
○ 周囲と進んでコミュニケーションを図り、他を思いやりながら行動する生徒
○ 生徒会活動や部活動に積極的に取り組み、「さらなる高み」を目指す生徒
このように、幅広い分野への関心と意欲が求められていることがわかります。

また、岡山一宮高校のスーパーサイエンススクールのような、学校ごとの特色に合った生徒を求めていることがわかります。
皆さんも志望校の「求める生徒像」に自分が当てはまっているのか確認をしてみましょう 。
逆にこの生徒像から志望校を決めることもできるかもしれません。