「英語民間試験導入見送りへ 共通テストどうなるの?」 [大学受験コラム_06]

登場人物A

こんにちは。講師の坂口です。
今回は英語民間試験導入が先送りになったことについてのお話です。

「英語民間試験導入見送りへ 共通テストどうなるの?」

11月1日、文部科学省から、2020年度の大学入試共通テストへの英語民間試験の導入について、2024年度(現中1生入試)まで延期が発表されました。

驚き、戸惑いはありますが、我々は対応していくしかありません。
しかし、受験生にとって朗報もあります。

英語4技能のうち、「書く」、「話す」は問われない。

=従来通り、「聞く」「読む」の出題。

多くの生徒が、「聞く」「話す」のテストがないことにほっとしていると思います。

また、全生徒が共通した試験を受けるので対策も可能です。

現時点での英語の共通テストの実施要項は以下の通りです。

解答時間

  • リーディング:80分
  • リスニング:30分

配点

  • リーディング:100点
  • リスニング:100点

 

ポイントは2点です。

 

  1. 名前が「筆記」→「リーディング」へ
    これまでより、読解力が重視され、文法の比重が少なくなる。
  2. リスニングの配点が大幅に増加
    しかし、指導要領が改定されているわけではないので、大きく変わることはありません。
    読解をするには、文法・語彙力は必須です。大切なのは「継続力」です。
    (*情報は11月8日時点です。変更の可能性があります。)
  3. (+α)
     現在導入予定の、数ⅠA、国語での筆記の導入は変更されていません。
    英語の実施と合わせて、引き続き注視していく必要があります。