こんにちは。副教室長の坂口です。今回は、
後悔しない文理選択
について紹介します。
➀文理選択とは?
文理選択とは、2年次以降「文系」か「理系」のどちらに進むのかを選択することを指します。
文理選択は、ただ単に履修教科が違うだけでなく将来の大学進学、就職へと繋がる大切な選択です。
この大切な選択をどのように行えばよいのでしょうか?
②スケジュール
正式に「文系」か「理系」かのどちらかに進むかを決定するためのスケジュールは以下の通りです。
(1)高1生7月:第1回文理希望調査
(2)高1生8月:オープンキャンパス
(3)高1生11月:学校での3者面談を経て、文理選択決定
③「文系」と「理系」の違い
「文系」と「理系」では学習する教科が異なり、入試の学部も限定されます。
大学入試共通テスト使用科目
文系 |
|
---|---|
理系 |
|
2次試験(主な教科)
文系 |
|
---|---|
理系 |
|
進学する主な学部
文系 |
|
---|---|
理系 |
|
④失敗しない文理選択の方法
文理選択の時、目先の状況にとらわれ選択してしまいがちです。
「数学嫌いだから文系にしよう…」「国語はやりたくないから理系にしよう…」
このような考えで文理選択を行うのは危険です。後から後悔をすることとなります。
ではどのようなことに注意して行えばよいのでしょうか?
(1)「嫌い」=「苦手」とは限らない
文系理系を教科の好き嫌いで選ぶのは危険です。好きではないがなぜか点が取れるなどの場合もあります。自分の適性を正確に捉える必要があります。
(2)将来を視野に入れて
文理選択は将来の選択でもあります。自分は将来何になりたいのかを考えたうえでの選択が必要です。
⑤最後に
私は高校時代、「国語はしたくない…」という理由だけで理系に進み、数Ⅲ・物理・化学の勉強もしました。
しかし、物理が嫌いではないが全くできなかったり、自分の興味のある学部が理系にはなかったりと、非常に苦労し文系の学部へと進学しました。
それまでしてきた勉強は全く入試には使えませんでした。
このコラムは私の経験をふまえた皆さんへのアドバイスです。
後悔しない文理選択を期待します。