中学入試で方程式は使っちゃダメ……?(一部 朝日新聞デジタル抜粋)
文部科学省の学習指導要領では、方程式は中1の数学で初めて学びます。
一方、進学塾が中学入試の問題を解くために教えるのは「鶴亀算」などの「特殊算」と呼ばれる手法。
算数で習う足し算や掛け算を駆使しますが、学校で習わない受験算数です。
「方程式で入試問題を解いても、減点する中学はないのでは」。
進学塾側もこの点は一致します。
では、当事者の私立中学側はどう考えているのでしょう。
神戸市の私立・灘中学校の教頭は「方程式も正しければマル。正しいものをバツにする理由がない。
児童が勉強を先に進めてはダメな理由もありません」と話します。
東京の私立・巣鴨中は、受験生や保護者向けの説明会で「方程式を使ってもよい」と説明するそうです。
私は、中学受験指導で方程式を教えます。
中学入試はゴールではなく、さらに先を見据えた学習の一歩に過ぎないという認識のもとで。